きっかけは2001年|防火対策や液状化対策によるセーフティネット|安心して暮らす
作業員

防火対策や液状化対策によるセーフティネット|安心して暮らす

きっかけは2001年

ヘルメット

2001年9月のはじめに起きた東京の新宿にあるビルの火災事件や、その10日後には世界を揺るがした、アメリカの同時多発テロ事件が起きた時期に、のちに「防火対象物点検」と呼ばれることになる取り組みのきっかけとなったビル火災が起きました。繁華街の雑居ビルを焼いたその火災は、40人を越す人の命を奪いながら炎を吹き上げ、「ビル管理」という分野に大きな衝撃を与えました。なぜなら、それはある意味で、ビルが存在し、それを管理するという今までの方法を否定する事故だったからです。このままのビル管理では安全は確保できないということになったのです。

その年から翌年にかけて、海の向こうでの世界史的大事件をはさみながら、ビル管理に関する新たな取り組みは形式を整えていくことになります。新たに消防法が改正され、2003年の5月には施行されることになったのです。改正は、防火管理を行うべき建物や設備を「防火対象物」と呼び、これに専門的な知識を持つ者を送って点検をさせることを義務づけました。年に一度、その点検の結果について所管の消防署に報告することです。消防署への報告がきちんとなされ、その上で、点検の結果が基準をクリアしていれば、そのビルは「安全」のお墨付きを総務省からもらうことになります。以上のようなことが、「防火対象物点検」が誕生した流れなのです。しかし、これらの出来事がなければ今の平和な生活を過ごす事はできなかったといえます。過去に起きた教訓を活かして改善をするからこそ、ビルの安全を保てるのではないでしょうか。